寄生虫のような上司・問題意識が低く、暇な奴ら
会議が大好きな上司ってたいてい役にたちませんよね。
ワタシが勤めている会社にも会議好きなお偉いさんがたくさんいます。
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部下を集めて1時間でも2時間でも討議するの。
さあーみんなで考えよう!みたいな雰囲気です。
どうでもいいような内容とはいいません。
「でも、なんで今、このメンバーで話し合うの?」って感じです。
つい先日のことです。
「入社5年目以降の社員への教育カリキュラムを作る」と唐突に言い出しました。
確かに入社5年目ともなれば、ある程度の実力もついてステップアップのための教育が大切なのはわかります。
でも、このクソ忙しいときに、それを突然話し合おうとするのかが理解できない。
まったくもって迷惑このうえないのです。
とにかく、かれらは思いつきが大好きなのです。
単なる思い付きだから、言っている内容に密度がない。
うわっつらの事しか考えていないから、奥行きがない。
その場の会話のなかでの思いつきを、あたかも熟考した末の考えであるかのように口にする。
で、言葉のはしばしに新聞の社説のような正論がまぶされているあたりが余計にムカつくのです。
その証拠に、今現在問題になっている事の対策は部下に任せて、自分は好き勝手な議論で時間をつぶすというわけ。
寄生虫の上司をこらしめろ
奴らが一番ピンチになるのは部下が外出して不在のときになんです。
ひとのふんどしで相撲をとっているような連中ですから、実務担当者がいないと何もできない。
そこで、部下に無茶ぶりした仕事を締め切りギリギリに提出して、外出してしまう。
これって結構効果があるんですよ。
例えば、営業の中期計画について取締役会で発表するから、いついつまでにまとめておいてくれと、ザックリ丸投げされた場合です。
現状把握から始まって、今の問題点とその対策を書いていくわけです。
裏付けとしてマーケティングの結果を数値として添付すると、かなり気がきいた内容となりますね。
こういうのって仕事の実情を知らないと現実的なレポートにならないでしょ。
一般論の一点張りだと、経済紙の囲み記事みたいになっちゃう。
だから奴は部下に対して無茶ぶりをしてくるんです。
そこで何をするかというと、レポート内容のあちこちを矛盾だらけにしておくわけです。
言葉を端折ることで矛盾を作るわけです。
詳しく説明を聞けば、「ああなるほど、そういうことなんだ」と理解できるけれど、レポートを読んだだけだと矛盾に満ち溢れている。
そういう厄介な代物を作り上げて提出するのです。
それも締め切りギリギリに。
そして、その足で外出してしまう。
お偉いさんはレポート読んで矛盾に気付くでしょ。(気付かない奴は論外)
案の定、携帯電話が鳴るわけですよ。
矛盾の部分を補う説明をすると、そこで納得する。
矛盾箇所の数だけ電話かけてきますから暫くしてまた携帯がなります。
それを2,3回繰り返したら、あとは電話に出ない。
奴も時間との勝負で必死ですから、からかいがいがある。
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なぜ寄生虫となってしまうのか
会社組織が大きくなると管理という仕事も重要になりますね。
社員がバラバラな行動をとっていたら企業として存続できませんからね。
そこで管理職たるものがお目付や役になるのですが、役割をはきちがえているのが問題なんですね。
規則に則って仕事ができているかを管理していればいいものを、時間を持て余しているから余計な世話を焼こうとする。
それも、自分の興味本位だけで、何かかたち作ろうとするわけです。
本来対処されるべきは、誰もが敬遠したくなるような出口の見えない問題が圧倒的に多い。
でも、それには関わりたくない。
解決できる自信がないからです。
すると、別の甘っちょろい問題を自分から提案してきて没頭するわけ。それで時間を使いきる。
さも仕事をしているかの如く、見えるわけです。
ひとことで言うなら、実力の無い奴を管理職に据えているのが、そもそもの原因なんです。
仕事がわかっていないくせに、部下の相談に乗れる技術があります。
以前、ご紹介させて頂いた「コーチング」という技ですね。
こんなのをなまじ身に付けさせてしまうから、はりぼての寄生虫となってしまうんですよね。
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