自分のうわさ話で盛り上がっているように思えてしかたない。
何の根拠もないのに、みんなが関心を抱いていると自意識過剰の人っていますよね。
自信過剰もしくは対人恐怖症気味。
とにかく周囲の目が気になって、まるで逃亡者のように落ち着かない人。
目立たないように振る舞えばいいのに
自意識過剰の人ってジレンマに苦しむわけです。
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周囲から注視されていると思うなら、目立たない服装でいればいいじゃないですか。
ごく普通か、普通の下あたりで保っておけばいい。
そうすれば、人は目を留めないし、少なくとも二度見はしないものです。
ところが、見られているから綺麗にしておかなきゃいけないという思いがはたらいてしまうのです。
最低限のみだしなみ程度なら、まだわからないでもありませんが、コンビニ行くのに場違いよそ行きの服装とメイクで自分を盛ってしまったりするの。
こういう心理って案外、自分で気づいていないだけで、いつの間にか自分が重症だったりするんです。
「自分はかっこいい、かわいい、美しい」という、うぬぼれた立ち振る舞い
うぬぼれ・自信過剰は厄介なものです。
確固たる裏付けがあるならまだしも、ひとりよがりな浮ついた印象のお調子者となってしまうと空回りの連続です。
近くにいられると、とにかくうっとおしい。
それでいて本人だけは周囲から求められている、信頼されている、頼りにされていると思い込んでいる人ね。
事あるごとに首を突っ込んでくるわけです。
目立ちたがり屋で、上っ面の帳尻合わせだけは得意。
言動に深みがない2次元人間なわけです。
このタイプの自意識過剰は生まれ持った性格ですね。
カラッとした性格ではあるのです。
だからうつ病や神経症とは無縁ながらも、躁病気質が見え隠れするところなんですね。
残念な事に、勤勉さで責任を全うするような地味さがないの。
努力とは対極にある「生まれつき」だけの能力で生きているタイプ。
誰からも信頼されていない孤独な人なんです。
左斜め45度という自分のベスト
芸能人やモデルさんは自分の角度を知っています。
左斜め45度からの画像が一番美しいとか、、、。
確かに人の顔は左右対称にはできていません。
瞳の大きさや、小鼻の膨らみ具合も左右で微妙に違っています。
ほくろや、髪の分け目も意識のポイントになるわけです。
これくらいなら芸能人でも素人でも考え得る範囲です。
自分の美しさを少しでも上乗せさせたいという工夫の範疇ですから。
本人はあくまでも自分の絶対価値をより引き出そうと努力しているわけです。
みんなが真正面向いて映っている卒業アルバム。
その中でただ一人だけ左45度で映っている。
あとになって友達にからかわれたり、親から叱られたりするところまで先読みできない浅はかさがある。
「なんで、あんただけ横みてるの!」と突っ込まれるのです。
でも、本人的には細かく計算しているはずですよね。
45度に首を振った状態で静止するのがいかに難しいかが想像できますか?
プロのカメラマンは集合写真の全体バランスを見る一方で、ひとりひとりの顔の位置をチェックするでしょ。
「ハイ、一番後ろの背の高い彼、もう少しだけ顎を引いてください」とかね。
それで、すべてが整ったところでハイ撮りまーす、ってことになる。
その瞬間で素早く顔を左45度に振って停止するわけです。
止まらないと一人だけぼやけちゃうじゃないですか。
こう考えると、卒業アルバムで左45度で映っている人は確かに自意識過剰ではあるものの、目的達成のために綿密な計画と練習をしているに違いないわけです。
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相対的に自己アピールするズルい女が空回り
価値とは元来、相対的なものですね。
ゴッホの絵や、ダイヤモンド・金の値段が高いのと一緒。
同じものがいくつもあれば簡単に手に入るわけ。
だから「期間限定」とか「地域限定」で少しでも希少価値感を吊り上げようとする。
で、人間もこの希少作戦を取り入れるようになっているんです。
しっかり見切ってくださいよ。
騙されちゃダメですよ。
普通よりも顔が小さいという希少価値です。
小顔に見せる技術があります。
髪型やメイクで自分を引き立てるのは、その人の勝手ですですからいいの。
でも、遠近法で小顔を演じる女がいるでしょ。
後ろに位置することで小さく見えるわけ。
これって完全に友達(一緒にいる人たち)を裏切っているわけじゃないですか。
もっと酷いのはコンパに自分よりも不細工な女しか呼ばない。
この中に美人はアタシしかいませんよ、という希少価値。
相対的に自分が一番輝くように持っていく方法です。
天然を気取る女もいますね。
滝沢カレンとか丸山桂里奈あたりのボケ具合を真似て、希少価値をかもしだそうとしている女は珍しくないですね。
子供の頃、すごくオテンバだったの、みたいなアピールももよく聞きます。
小顔もそうだけど、天然もオテンバも実際に親密につきあってみると、全然普通でちっとも面白くなかったりする。
結果的には空回りだったことになるんです。
ノーベル文学賞候補にもあがった三島由紀夫氏も精神鑑定を受けたことがあるんです。
彼の行動を見てみると、ヤバイ奴としか思えないじぁないですか。
精神的にどこかクレイジーな部分があって、それが彼を駆り立てているみたいな。
でも、精神鑑定の結果は、あっけなく普通のおじさんだった。
精神的に何ら異常はなかったわけです。
希少な存在でいるよりも、ある人にとって希少であるように努力するのが正しい生き方なのでしょうね。
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