アタシと仕事とどっちが大事なのよ!?
とキレ気味に問われた事ありませんか?
彼女からでも、奥さんからでも。
仕事と恋のバランスをとるのが一番難しい。
テクニック的にも、メンタル的にも思いのほか厄介なんです。
難しい事だと理解しておくのがベストです。
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努力せずに自然にできるものだと心のどこかで思っているから、上手くいかないのです。
この原稿では、どちらも中途半端かもしれないけれど、両立させて初めて上手くいく、という難題について考えてみたいとおもます。
アタシと仕事、どっちが大事なの?
仕事依存症の人は別ですが、そもそも仕事の目的はお金を稼ぐ事でしょ。
だから満員電車でもみくちゃにされても頑張って出勤する。
月曜日から金曜日までの大半を職場で過ごすのが一般的な日本人です。
だとすれば、やりがいのある仕事がしたいじゃないですか。
仕事で生きている手応えを感じたいと考えるのも、充分に頷けるわけです。
ここで度を越して、仕事に没頭してしまう人がいる。
仕事ができるから、多くを任され、責任ある立場に昇っていく。
仕事が楽しいと感じる部分と、しっかりと責任をもって全うしなければならない、という二つの感情が混在して、心全体を塗りつぶす。
プライベートの領域が仕事で占拠されて「アタシと仕事、どっちが大事なの?」という定番のクレームを突を刺されるわけ。
仕事なんだからしかたないだろう、という単純化
仕事内容は複雑で気苦労が絶えないとしても、そこに全力投球できるほうが楽なんです。
プライベートの問題との二股よりも、楽なんです。
子供の教育方針とか、親の介護、自治会の会合、、、を仕事とは別に抱えるのが、物凄くめんどくさい。
頭を切り替えたくない。
仕事を考えているか、何も考えていないかのオン・オフにしておきたい、と考えるわけです。
ここから「仕事なんだからしかたないだろう」というセリフがでてきちゃうんです。
仕事なんて、どうせキリがないのだから、自分で節目をつけて切り上げるしかないですよね。
100%仕事で完全燃焼したって、仕事そのものは発展途上でしょ。
完成なんてない。
どこまで突き詰めたって、しょせん中途半場なのさ、と腹をくくらなきゃプライベートとの両立はできないんです。
この心理面の難しさを理解しておくと、仕事をドライに見る事ができるようになのですよ。
人の話を単純化して理解しようとする人
本当に多いのが、人の話を単純化して理解しようとする人です。
仕事の相談や、人間関係の相談、恋愛問題、、、等々。
相談するくらいだから事態は当然複雑なわけですよ。
楽しい内容であるわけがないんです。
人に話を聞いてもらいたいような問題って、小さな因果関係がたくさん詰まっているものです。
自分一人では整理できないくらいぐちゃぐちゃになっているい。
人間関係の問題なんかは特に繊細です。
ある人の些細な言動や噂話がベースにあって、仲たがいがおきる。
すると、だんだんとムカつきの感情が膨らんでくる。
タイミングが悪く、仲間はずれにするつもりはさらさらなかったのに、情報伝達の単純ミスから、誘われなかった・仲間はずれにされた、みたいな事へと発展してしまう。
でも、それが原因で犬猿の仲の二人が出来てしまうことって実際にある。
相談を受けた方は、細かな事情は端折りに端折って理解しようとする
相談の序盤は真剣に話を聞くのです。
でもだんだんと理解するのが難しく感じられ、聴くのが億劫になってくるんです。
面白半分で首を突っ込んだのを半ば後悔しはじめます。
だから、ところどころで枝葉を端折ってまとめようとするの。
本当に問題解決しようとしている人は話に食いついてきます。
分かりづらいところは何度も質問をして、メモをとり、図解にまでするんです。
それを見極めて相談を進めていかないと解決なんて絶対にできないものです。
話を単純化して頭に定着させてようとするやつはダメ。
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意外にも理数系の人って感情論の相談相手に向いてるかも!?
意外と思われるかもしれませんが、理数系の人って人間関係や感情論の相談相手に向いているんです。
人間だから、もちろん喜怒哀楽はあります。
でも、その起伏が穏やかなの。
偏見をもたずに問題をストレートに受け止めるタイプが多いですね。
それも、相当複雑でも、理数系独特のロジックで省略することなくきちんと物事を積み上げていく。
複雑な設計図面とかを日頃から見ていると、少しややこしいくらいじゃ全然なんともないんですよ。
さらに、その複雑極まりない図面にほんの少しの間違いがあっても、製品としての完成はあり得ないですから、間違いは100%修正するんです。
まあこんなもんでいいいか、というは発想がないの。
以前、ブログで考えが煮詰まって立ち往生したときは、誰かに相談するのがいい、と述べさせていただきました。人と話すことで、良い意味でもいい加減さがまざってきて前に進むことができますよ、って。
これはこれで一理あるんです。
自分だけで抱え込まずに、周囲を巻き込むとうい作戦。
でも、理数系の人って煮詰まっていかないです。
ぐっちゃぐゃな状態を、ひとつひとつ整理していく。
それも些細なことも省かないできちんと積み上げる。
やっと出来上がったと、胸をなでおろしたあとで間違いが発覚すると、間違った部分を丹念に探して正しい姿に戻すんです。
あのメンタルは本当にすごい。
ちょっとくらいの間違いでイライラ感情的になるようじゃ、すべてのピースをそろえるのが当たり前のメンタルにはなれない。
仕事の密度とか、重要度なんかは当然あるけれど、それらすべてに一定の力加減で対応しているように思えるのです。
変に力んでなくて自然体で対応している。
こういう人って、二つ、三つを同時並行的に処理できるんです。
事態を単純化せずに、そのまま受け入れられる人なんです。
視野狭窄にならないから、そのときどきの重要事項に気持ちをスライドさせることができるわけですね。
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