趣味は人間観察でドン引き、「気持ちわるい!」
WEB検索で『人間観察』とインプットしてみた。
みんな、どんなふうに観察しているのかなあ~??っと(ウキウキ気分)
ワタシの趣味もじつは人間観察や性格分析なのです。
ところが検索したWEB サイトによれば『趣味は人間観察』と公言する人は気持ち悪いとドン引きされていたのです
悪趣味的なモニタリングゆえに、嫌われ度はブッチギリでNo.1です。
1.観察力のあるキレ者を気取り、頭の回転の速さを周囲にアピールしてる。 2.凡人とは違う個性的な自分を、並みの人間じゃねーよとアピールしているのが痛い。 3.キミたちの言動は全て俺がモニタリングしている。キミらの運命はこの俺が司っているという根拠のない上から目線。
なるほど~、とため息が出ました。痛いところを突かれた。
何気なく人間観察が趣味と言っていたのが、実は自分を自信過剰な自己中心人物にしていたのですね。
人間観察は、人前で堂々と公言できるような趣味ではなかったのです。
悪趣味な人間観察とは
気持ち悪い人間観察とは人をこんなふうにカテゴライズしているのではないでしょか?
かまってチャンの代名詞の『悲劇のヒロインタイプ』。自分を理不尽な目にあったかわいそうな子と思追い込むタイプ。誰からも同情されるべき切なさの塊になりたがる痛い性格。
消極性を絵にかいたような『触らぬ神にたたりなしタイプ』。
意見を言うと、それを実行する際に、責任を負う立場に立たされる。ここはひとつ黙っておくのが得策だ。長いものには巻かれるが世渡
り上手の最大のコツと思い込んでいる。
『サイコパス投影タイプ』。変わり者で空気が読めない人物を演じることで、難事件をたちどころに解決する敏腕刑事のような特殊能力が備わっていと自己満足している。頭の回転の速さを最大の美徳ととらえている。
『他人事だとわかるや、問題に火をつけ事を大げさにして、延々じゃれ合う暇つぶしタイプ』。自分には関係ないとわかるや、好き勝手な意見をどんどんだしては、問題をもっともらしく大事にして楽しむ。
『しばらく様子をみましょうの水戸黄門タイプ』。問題が起きているにもかかわらず、どっしりと構えて事を解決するには時期尚早だと落ち着き払って大物ぶるが、そこに何ら根拠はない。
こんなふうに、気にくわないタイプを幾つか持っていて、そこに当てはめて後で陰口をたたく、という人間観察がありますね。
それなりに、人間の個性(生まれ持ったというより、生きていくうえで身に付いたクセ)を見抜いていて面白いのです。
胡散臭いヤブ精神科医みたいな立ち回り。
本性を見抜く力は備わっていないが、精神医療チックな香りが伺われるわけです。
世の中でいちばんあるあるなのが、『触らぬ神にたたりなしタイプ』ですね。『長いものには巻かれろ』も、この場合に同意語としてとらえられます。
大抵の人間は自分よりも地位の高い人に対して挑戦的な態度はとりません。自分の主張があっても、それなりにお茶を濁す。
そんな場合に、『サイコパス投影タイプ』と称して、空気が読めないが最高の頭脳を誇るタイプはどんなふうに反応するかが見ものなのです。
歯に衣着せぬ意見で目上の人を攻撃してくるかと思いきや、単に無関心を装うことでサイコパスを演じているつもりでいたりするものなのです。自分に不利益がかからないなら別にどうでもいい、という態度です。
あえて面倒な立場に巻き込まないらまきこまれていって悲劇のヒロインを味わうなんて人もいますね。
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地味なモニタリングで人間観察
ワタシが務める会社のある部署で、顧客満足度のアンケートをとることになったのです。お客さんの意見をもとにサービス内容を改善していくという目論見です。
ここでアンケート調査を実施するにあたって、業務を分担することになりました;
① アンケート用に10問程の質問を度考えるチームです。顧客の満足度を判断するための質問であると同時に、さらに商社に求める要求を探り当てる為の質問を考える。 ② 考案した質問事項をアンケート用紙にレイアウトする。質問そのものがダラダラと長いと読む方も嫌になってきます。簡潔で分かりやすい文章にすることが大切。さらにアンケート用紙もサッパリとした見やすいように工夫する必要がでてきます。 ③ 完成したアンケート用紙を持って、取引先の会社に届ける役割です。不特定多数へのアンケートとは違いますから、きちんと取引先を訪問し、アンケートの趣旨を説明し、回答のお願いをしなければなりません。 ④ アンケートを回収する役割です。YES、NOで回答できる質問は分かりやすいですが。文章で回答される質問の場合、回答内容が分かりづらいとせっかく質問した意味がありませんね。その場でさっと読んで、意味が曖昧な分症は、理解しずらい部分は真意を確かめる必要があります。 ⑤ アンケート回答内容を集約する役割。現状のサービスで満足しているのかしていないのか。さらに、回答文から現状のサービスで何が足りないか、今後どのようなサービスに力を入れるべきかを推測し、対策を立てるチームです。
上記を簡単に表現すると下記の通りとなります。
① 質問の考案 ② アンケート書面作成 ③ アンケート配布と回答のお狙い ④ アンケート回収と不明点の 確認 ⑤ 回答内容の集約と、課題設定
このような役割に対して、どんなタイプの人がそれぞれの業務につくかが、一つの人間観察なのです。
役割から考える、その人の性格
① ゼロから何かを作り出すのが好きなタイプ。創造性に富んでいて、現状維持よりも新しい事柄にスライドしていくことに興味を持つ。 ② どのようにレイアウトすれば相手が興味を持つか?その為も短いキャッチコピーは何言い?質問の順番と、文章を書いてまで質問に答えたくするには?すなわち、既存のものに手を上得て、よりよいものに仕上げるのが好きなタイプ。 ③ 人を相手にする仕事が好き。雑談なを織り交ぜながら、アンケートの意味を伝え、回答してもらえるよう友好な関係短時間で構築する。 ④ 人を相手にする仕事が好き。回答の書面を読んで、相手が考えていることを別の角度の質問から更に深掘りしてゆく。文章の行間を読んで、こめられた思いを推測して本音を探っていくのが好きなタイプ。 ⑤ 多くの情報から状況を推測するのが好き。現状の課題を解決するための対策を考えるのが好き。
地味な人間観察ですが、その人が何に興味を持っているのかが上記にように推測できるわけです。
ただし、このアンケートによる顧客満足度の調査が上手くいったかどうかで、それぞれの役割に適切な人選がなされたかが分かります。また各チームの中で、誰がリーダーとなって話し合いが進められたかで、少人数での仕事運びの上手さが見えきます。
更に、あの人は『質問の考案』よりも、『回答内容の集約と、課題設定』のほうがあっているなあ、などがみえてくるものです。
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人間観察の深さと的中率
前述のキモイと思われる人間観察のカテゴリー分けと、後半のアンケート実施における役割分担から推測するカテゴリー分けでは深さが違います。
アンケートの方が全然浅いわけです。
人間観察というと、境界性人格障害、自己愛性人格障害、反社会性人格障害、サイコパス、発達障害、悲劇のヒロイン症候群と劇的な症状を現わす人物枠になんとしてでも当てはめたくなるのです。
実際、マスコミが特集を組んでTVや週刊誌で報道する事件などを観てみると、自己愛性人格障害がいたりストーカー行為で20代のアイドルを傷つけるような境界性人格障害がいたりします。
ただし日常生活の中での人間観察で思いたるのは、空気が読めない発達障害や、自分の殻に閉じこもる悲劇のヒロイン症候群あたりがせいぜいですね。
でも、興味深さからすると、マスコミネタとして報道される犯人の性格分析なんかを自分なりにやっている方が面白いです。
趣味は?と問われて「人間観察」と答える際には、新聞などで取り上げられる特別人物の人間観察と答えるほうが誤解を避ける意味では、妥当なのです。
実際には、こいつ、いつか犯罪に手を染めそうだ、と狂気を観察しているほうが断然面白いのですが、、、。
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