アルコール依存症山口達也|病院の治療ミスの犠牲者なんだ

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アルコール依存症とは/山口達也の場合

 

TOKIOの山口達也さんの事件、あれ、入院した病院の医師の治療ミスですね。

退院した晩に焼酎ボトル1本あけるなんて、1ヶ月間の入院中にどういうケアをしたのと問いただしたい。

「あなたはアルコール依存症ですよ」と山口達也氏に自覚させる説明が全然足りてない。

アルコール依存症から抜け出すには何が必要なのか、医師自身がわかってない

入院先の病院の犠牲者ですよ。


単純に1ヶ月かけてマニュアル通りの処置をしただけなんじゃない?

 


脳内がどういう状態になっているのか知らないじゃない?

 

アルコール依存症から抜け出すのに絶対的に知っておかなければならないのは、患者の意志の力を寄せ付けないドーパミンの威力なのです。

その説明を端折っているから、大多数の人が依存症に戻ることになる。

単に酒を飲むな、だけじゃロジカルな説明になっていないんです。

もっと依存症の実態を分かりやすく説明して、患者自身がどこに特化して頑張らなければならないかを言って聞かせないとダメ。

逆に言えば、本人の意志の力ではどうにもならない局面があることも患者は知っておかなければなりません。

それがないと、万が一のときに自信喪失に陥ってしまうわけです。

 100%、山口さんは今、自信喪失の状態ですよ。

必要以上に自分を責めています。

 

 

 

TOKIOの多のメンバーのインタビューで出た言葉も、残念ながらアルコール依存症の本質を理解しているとは到底思えません。

彼らは医者じゃないですから、仕方ない事だと思いますが。

甘ったれた感情とか、いったい何を考えているのか、とか厳しいコメントをされていました。

対外的には、そのコメントで正解ですが、アルコール依存症の一番難しい部分は把握できていません。

山口さんは会見で涙を流しながら、自分の愚かな行為を謝罪していました。

でも、山口さんには記憶はない。


だって焼酎ボトル1本ですよ。

ちなみに、刑法39条と酩酊の関係では、殺人を起こしながらも酒に酔っていたことを理由に刑法39条が適用されて刑罰が軽減されている事実もあるのです。

「なぜ記憶をなくすまで酒を飲んでしまうんだ!」って批判するじゃないですか。

答えは、「アルコール依存症だから」です。

 アルコール依存症って、そういう病気なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

依存症患者の脳

 

依存症を患っている人の脳は、たわいもない条件でドーパミンを大量に分泌する。

ドーパミンの大量分泌とはマラソン選手がレースの終盤の一番苦しいときに感じるランナーズハイと同じメカニズムで、蓄積した疲労をドーパミンが瞬時に消し去ってくれる仕組み。


その結果、ランナーは疲れを忘れ、さらに力強く走り続けることができるわけです。


一種の脳内の覚せい剤のようなものなのです。

 

アルコールには真逆な二つの作用があります。

覚醒作用と鎮静作用。

疲れて、もう一歩も動けない、一言も発せられない。

そんな心身の疲労を一時的に癒してくれるのが覚醒作用。

テンションが徐々に上がり、饒舌になっていくのです。

それと反対に、飲みが進むにしたがってだんだんと頭も身体もだるくなり、しまいには眠ってしまう。

これが鎮静作用。

 

アルコール依存症の正体度とは

 

アルコール依存症はアルコールがもたらす正反対の二つの作用にのめり込んだ結果、発症した依存症です。

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 酒が大好きで、毎晩ビールを2本飲みながらテレビを見るのが楽しみという方はザラにいます。

毎晩ビール2本飲もうが、3本飲もうが、自分の意思で飲まない日を設けられれば依存症ではないのです。

明日の朝は早いから今晩は飲むのを控えておこうか、と自制できれば問題ないのです。

どうも寒気がする、風邪かもしれないから今晩は飲まずに早めに寝てしまおう、という人も問題ないのです。

飲まない方が賢明だと分かっていながらも、薄い水割り一杯飲まずにはいられない。

これも問題ないのです。

全然アルコール依存症じゃありません。

アルコール依存症の人は、薄い水割り1杯のつもりが意識が飛ぶまで飲んでしまう人の事なのです。

 なぜそこまで飲まずにはいられないのでしょか。

意思が弱い、と考える人もいます。

でも、意思の力では太刀打ちできないメカニズムが脳の中に作られてしまったのが、アルコール依存症です。

 

アルコール依存症の方の酒の飲み方と、脳内に構築された依存症のメカニズムを解説してみます。

脳内伝達物質の一つにドーパミンがあります。

これは、人に快楽を感じさせる作用が特徴で、多くの依存症にはドーパミンが深く関係しています。

 

アルコール依存症の場合、ビール、日本酒、ウイスキー、焼酎、ワインなど、酒を思い浮かべただけで脳内でドーパミンが分泌される仕組みが出来上がっています。


だから、体調が悪いとか、明日の朝の起床時間が早いとか、もろもろの事情がありながらも、酒をイメージしただけでドーパミンが分泌され、飲みたくなる。

でも、このタイミングなら強い意志でストップできます。

これをアルコール依存症患者は肝に命じなければならない。



でも、薄い水割り一杯だけ、と自分に言い聞かせて飲んでしまったら最後、ドーパミンは爆発的に分泌され、どんなに強い意志も通用しない局面に叩き込まれます。

 

ドーパミンが多量に分泌するのは、あっという間です。

 


ドーパミンに引っ張られて、飲み続けるのです。

飲めば飲むほど気持ちがいい。

酔いがもたらす解放感と、ドーパミンがもたらす幸福感です。

アルコールの鎮静作用でろれつはあやしい。

だがドーパミンの覚醒作用で飲まずにはいられない

あと一杯、あと一杯と、より強い酒を煽るように飲み干す。

脳の短期記憶をつかさどる海馬は既にアルコール漬けの状態で機能していない。

テンションの上がった脳は酒にストップをかけられない。

理性をつかさどる部位も失神している。

気分だけが大きくなつて、なにをしでかすかわからない危険は、飲んで飲んで、脳みぞ全部がダウンしてしまうまでつづくのです。

これが、アルコール依存症の実態。

TOKIOの山口達也さんが、病院から退院したその晩に、焼酎1本飲んでしまったのも、このメカニズムによるもの。

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依存症から抜け出すことはできるのか?

 

このメカニズムに取りつかれたら、生易しい決意では抜け出せない。

何しろ、一口目のビールが依存症の悪魔のメカニズムにスイッチを入れてしまうからだ。

コップ半分のビールだけでも、この大がかりな舞台装置に電気を通してしまう。

だから、ひとたびアルコール依存症になったら最後、完全に治ることはない。

一生All  or  Nothing  の世界です。

酒に一切口をつけないか、飲んでぶっ飛ぶかの二者択一。

その中間はないと思わなければならない。

一生涯、ほどよく酒を飲むことはできません。

 

本人の意志で太刀打ちできるのは漠然と依存行為に近づきそうになった時か、せいぜい上記のグラフの黄色い矢印あたりでドーパミンが分泌した場合のみです。

もし、黄色い矢印を超えてしまえば意思の力で留まるのは不可能だと考えなければなりません。

依存症はみな同じメカニズム

 

ギャンブル依存症も、ショッピング依存症も、セックス依存症、放火依存症もみんな同じメカニズムです。

それをしなけりゃ脳が喜んでくれないのです。

ギャンブル依存症の場合は、ギャンブルで勝った時の興奮かが発端です。

ギャンブルで勝ったり負けたりを繰り返しながら、勝った時の高揚感をもとめて依存症へとのめり込んでいくのです。

意志の力が全く通用しないのです。

気が付いたときには、ギャンブルを考えただけで、やらずにはいられない状態へと脳が変体してしまっているのです。


賭け事を想像した瞬間にドーパミンが分泌され。パチンコ屋、馬券売り場、競艇場へと向かっているのです。

ショッピング依存症も原理は全く同じです。

買い物をしている自分を思い浮かべただけで、ドーパミンが分泌され気持ちが高ぶります。

何かを買わなければ脳が納得しないのです。

 

ドーパミンが背中を押し、買い物に出かけようと服を着替えはじめたときには、自分の意思では止められない状態なのです。

 

セックス依存症も、放火依存症も一緒です。

 

イメージした瞬間に脳は自らドーパミンを分泌し強烈な快楽に反応するようになっている。

異性と抱き合っているイメージ、火柱を上げて燃えてゆく木造住宅。

こんな一瞬の空想が快楽物質の爆発的な分泌に直結してしまう。

 

ダムの決壊とドーパミンの分泌

 

この依存症という精神疾患の特徴は、ダムの決壊のようなイメージです。

ダムの一か所に亀裂が入り、水が漏れ始めるとあっという間に巨大な圧力で亀裂が押し広げられてしまう。

ダムのコンクリート壁がボロボロと水圧で押されてこぼれ落ち、そこを通ろうとする水の量が増してきて、見る見るうちに決壊となるわけです。

  

WEBサイトを検索すると依存症患者を治療する精神科や診療内科を探し当てることができます。


アルコール依存症の治療が多いようです。

治療方法はグループセッションで、なぜ依存症に陥ったのかを打ち明け互いに励まし合う

衝動的に酒が飲みたくなった時の対処法として、呼吸法の会得

アルコール以外の楽しみを自分の中に見出す自己啓発

 

そして、普段の生活の注意点として、アルコールを思い出されるようなポスターやカレンダーを一切家からすべて排除する。

酒場のある通りを歩かない。

酒を飲むような催しや会合には一切出席しない。

 つまりダムの決壊につながる可能性を生活環境から取り除くわけです。

 強い意志が求められる局面です。

 

専門の医師のもとで治療を開始した際、どこまで詳しく依存症のメカニズムを説明されるかは医師の判断によるところです。

ドーパミンの伝達をブロックする薬も開発されてきていますが、薬だけでは治療は無理なのです。

本人の強い意志が求められるのです。

でも、患者自身の強い意志だけではどうにもならないという辛い局面もあるのです。


本人の意志を求められるところと、意志がまったく通用しないところがあると意識することがとても重要です。

脳内でドーパミンが大量分泌された後では、人の意志など通用しません。

いくら強い意志を持っていても、通用しないのです。

アルコール依存症なら、コップ一杯のビールを飲んだら、それでダムは決壊します。

ギャンブル依存症なら、パチンコ屋に入ったらダムは決壊します。

意志の力は通用しないのです。

だから、ドーパミンが分泌されるような環境に身を置かないという意志が絶対的に大切なのです。

セックス依存症なら、風俗街には足を踏み入れないという強い意志が必要なのです。


依存症とてして形成されてしまった脳内のメカニズムは今の医学では修復は困難なのです。

だから、「君子危うきに近寄らず」なのです。

 

そしてもう一つ、依存症を治療して3年、5年と経過するうちに、もしかしたら自分はもう完治したのかもしれない、と考える人が出てきます。

そして、恐る恐る自分を試してみたくなるのです。

コップ1杯のビールで止められるかどうかを。

そして、グテングテンになるまで飲み明かしてしまう。

一口でもダメなのです。

酔いが回っているとかいないとかの問題ではないのです。

人間の力では絶対に勝てないドーパミンが相手なのです。

この脳内のメカニズムを山口達也さに1ヶ月かけて刷りこむのが医者の仕事だったのです。

 

刷りこめなかった、そこにいる精神科の先生、あんたダメだ!

 

だから、冷たく突き放すような口調になってしまいますが、依存症は死ぬまで治らないと覚悟してください。

その覚悟を意志の力で貫いてください。

 

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