他人と比べられて育った子供たち:心を押しつぶす親

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他人と比べられて育った子供たち  

 

わが子の成長を、

よその子供と比較する親は少なくない。

 

 

よその子をものさしにして、

それよりも勝っている、

劣っていると喜んだり、

落ち込んだりする。

 

 

その一喜一憂を自分の腹に

とどめておけない親は、

子供の健全な成長を妨げる。

 

 

子供の心を押しつぶしているのです。

 

 

 

バカな親はそれが分っていない。

 

  幼稚園児の子供をコントロールする親  

 

 

幼稚園に通い始めると、

子供にとって世界がいっきに広がる。

 

 

親はよその子供を意識しだす。

 

 

我が子の成長はよその子よりも遅くないか、

異常がないか、それが気になってしかたがない。

 

 

自分の子供は可愛いですから、

もっとも心配なのです。

 

絵が下手、運動が苦手、忘れ物が多い、集中力が散漫,,,etc。

 

 

こうして他人と比べられて育つ子供が増えていく。

 

 

たいていの子供は、しばらくすると

一定の許容範囲に落ち着きます。

 

芸術の才能はないな、とか、

運動が苦手なのは父親譲りなんだとか、、、。

 

親も、子も、それなりに納得するものなのです。  

 

でも、それが許せない親が存在する。

 

自分の心配ごとを幼稚園児の我が子にストレートにぶつけてしまう。

 

「なんで、あなたは色使いができないのよ。

ほら、外の景色をよく観てみなさい。

空は青いでしょ、

草は緑色、太陽は赤い、人間の髪の毛は黒、、、、。

一色で描くなんてどうかしているわよ」

と我が子にキツイ言葉でつめよっていく。

 

 

子供は自分が友達と比較されているとは思わないのです。

 

母親から叱られているとしか思えない。

 

クレヨン画の色使いなど理解できるわけはありません。

 

運動神経だって、子供それぞれみんな違う。

 

親がやきもきして、

どうこうなる問題じゃない。

 

 

子供は苛立つ親の顔色ばかりを伺うようになるのです。

 

 

心を潰された子供の口からこぼれるセリフ。

 

 

「お母さん、ごめんあさい、ごめんなさい」

と涙目になる。

 

 

これが積み重なっていくうちに、

母親を喜ばせることが子供の優先ごとになっていく。

 

母親が喜ぶためには

何をすればいいかを覚えていくのです。

 

 

判断基準が母親の顔色になっていき、

自分自身の満足度は母親の気分・機嫌へと変貌してゆくのです。    

 

 

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小学校に入学して暫くたつと  

 

小学校に入学した頃には、

母親にとって「良い子」になるのが

第一優先となっている。

 

他者と比べられて育ってきた子供の特徴です。

 

母親から言われるがままに塾に通い、

習い事をし、身に着ける服装すら

自分の好みを押し殺すようになる。

 

 

観るテレビすら「お母さん、今日はどんな番組がおもしろいかなあ?」と、、、。

 

 

精神的な従属。

 

奴隷のような生活。  

 

子供らしい自由な発想も、自由な行動も押しつぶされてしまった結果だ。

 

 

小学校の高学年になる頃には、

母親の感情が何によって左右さ

れるかに気付きます。

 

 

自分は常に誰かと比較されている。

 

 

同級生と自分を比べていると。

 

 

兄弟どうしで比較されていると。

 

そして、友達に勝たなければ自分には

価値がないと考えるわけです。

 

 

兄弟どうしで競争し、

それに勝ってはじめて親は自分を認めてくれると。

 

 

競争に勝たなければ生きている価値がないと受け止めた瞬間から、

周りの友達は全員敵になるのです。

 

 

表面的にはニコニコ話をしていても、

心の底では敵なんだと意識している。

 

 

安心できる場所、ホットできる場所が無くなり、

四面楚歌の状態へと追い込まれていく。

 

 

オンリーワンという価値観は自分にはあてはまらない。

 

 

比べられて、勝つことだけが、

母親に認められる唯一の条件。    

 

 

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潜在意識に刷り込まれてしまったら  

 

 

この価値観はいつまで続くのだろうか?

 

 

それは人によってさまざまなのです。

 

途中で気付く子供もいれば、

中学校、高校、大学とづっと

母親の顔色を優先する子供もいるのです。

 

 

真の友達などできるわけもない。

 

心を許すことができない人間なのだから。

 

潜在意識に刷り込まれてしまった価値観は、

マインドコントロールと一緒。

 

 

自分の意志などもはや何の意味もない。  

 

 

母親がこの世から消えたあとも、

支配された心は一人歩きする。

 

 

母親に逆らう自分に、

自分が罰を与えるようになる。

 

 

まるで心を押しつぶされた、

『サイコ』に登場するノーマン・ベイツのように。      

 

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