虐待殺人の原因は?|親から子への負の連鎖ではない!突然切れる異常な衝動性だ

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虐待殺人の原因は?

読売新聞の「虐待殺人」に関する囲み記事の見出しを二つ。

 

 

自分の息子16歳を虐待・傷害致死で懲役10年の実刑中の男性。


 自分の娘8歳を虐待・傷害致死で8年の実刑中の女性。

 

 

この二人つの事件に共通するのは、我が子を虐待で殺した事実と、彼ら自身が幼い頃から虐待を受けて育った事実。

 

欧米の統計ですが、暴力を受けて育った人の30%が連鎖的に自分の子供にも暴力を振るうとの事なのです。

一方、暴力や虐待とは無縁で成人した人たちでも5%がわが子を虐待するとういう統計結果もあるそうです。

 

読み進めてみると、案の定、虐待連鎖へと話が展開されてきました。

虐待を受けて育った事で、周囲の人たちを敵であると感じるようになってしまう。

そして、結婚し子供をもったあと、我が子が反抗的な態度をると、自分に対する攻撃とみなしてしまうという事らしいのです。

暴力を受けて育った

周囲は敵

わが子の反抗は、自分への攻撃

攻撃を暴力で跳ね返す

正当防衛

実刑10年、実刑8年

 

この囲み記事の結論は、「今後、どうやって虐待の親子間連鎖をなくしていくか」でした。

記事に登場した二人の実刑者については事実でしょうし、二人が自分の親から暴力を振るわれて育ったのもウソではないでしょう。

 でも、虐待殺人の本質から逸れちゃっているんですね。

新聞記事を最後まで読んでみると、親子間で伝承されている負の連鎖を断ち切って子供の安全を守るにはどうしたらよいか、みたいなぬるい結論でした。

親子間の負の連鎖を断ち切るだけで、目を覆いたくなるような残酷極まりない虐待が無くなるわけがない。

事態を表面的にしか見ていないのです。
 

 新聞ですから、幼い子供たちがどんなに惨い殺され方をしたか、如実に描写しきれないのは重々承知しています。

ネット検索で幼児虐待を調べてみてください。

親だったら、子供のお尻を叩くことくらいありますよ。

頭をはたく事だってある。

しつけの範疇だと言い訳するけれど、その時、親はカッとなっているのです。

親だって子供に腹をたてて、衝動的に叩いているんです。

常に冷静に、ここはしつけの絶好のチャンスだなんて考えられる親ばっかりじゃない。

でも、その怒りは時間とともに普通に収まってきます。

わが子を叩いて、かわいそうな事しちゃったなと思うわけですよ。

それが普通の親じゃないですか。

 

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それを、ぶん殴っても悪さをやめなかったから、こん度は手足をガムテープで縛り上げてベランダに放置した。

「もっと反省させるために食べ物・飲み物を与えるのをやめたら死んじゃった」、これが狂気以外の何物でもない。
 

この突然キレるのはとりあえず仕方ないとして、その後の異常行動に注目すべきなんですよ。

こういう親って、やっぱり頭の中がおかしいでしょ。


自分の親からも同じような虐待を受けてきたのか?って話なんです。 
 
 
 

虐待連鎖が問題の核心?

 

欧米での統計として、虐待を受けて育った人たちの30%が自分の子供にも同じような仕打ちをすると書かれていました。

でもね、30%だとしたら年々かなりの割合で減っていくはずなんです。

 

人口: 100,000,000人
男性: 50,000,000人 
女性: 50,000,000人 
全員が結婚して、1家族当たり生まれる子供が2人と仮定する 
子供の人数:100,000,000人 
結果、虐待連鎖人数:30,000,000人

                            ⇓

人口: 30,000,000人 
男性: 15,000,000人 
女性: 15,000,000人 
全員が結婚して、1家族当たり生まれる子供が2人と仮定する 
子供の人数:30,000,000人 
結果、虐待連鎖人数:9,000,000人
        ⇓
人口: 9,000,000人 
男性: 4,500,000人 
女性: 4,500,000人 
全員が結婚して、1家族当たり生まれる子供が2人と仮定する 
子供の人数:4,5000,000人 
結果、虐待連鎖人数:1,350,000人
       ⇓
人口: 1,350,000人 
男性: 670,000人 
女性: 6700,000人 
全員が結婚して、1家族当たり生まれる子供が2人と仮定する 
子供の人数:1,3500,000人 結
果、虐待連鎖人数:405,000人

       

ガンガン虐待連鎖が減っていくでしょ。

統計の数値的には子供への虐待連鎖は年々減少していくわけです。

連鎖に問題がないとはいいませんが、そこがポイントではないのは明白なんです。

 

親から暴力を振るわれて育っても、子供をまともに育て上げる人のほうが多いわけです。

 

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虐待連鎖をどう断ち切るかが、この問題の解決ポイントじゃあないんです。

みんながこんな結論で納得して安心していちゃいけない。

 

子供に手を上げてしまう親

 

自分の子供を傷害致死に至らしめる親って、どうなのよ?

人格が歪んでいると見るべきでしょう。

歪みの一部は子供の頃親からの暴力に起因しているかもしれない。

でも、それが大半ではない。


子供に反抗されて突然キレる人っているんです。

自分よりも弱い存在に反抗されたり、反撃されたときに、異常にカチンと切れる衝動的なタイプ。

そしてやり返さないと、気持ちが治まらないんですよ。

酒鬼薔薇とか、相模原津久井やまゆり園での大量殺人の植松聖とかは、完全にこの人種です。

自己愛性人格障害。

実は、この衝動的な性格に悩んでいる人って少なくないんです。


冷静に自分を見る事の出来る人は、なんとかこの性格を治せないものかと、精神科医に相談したりしている。

衝動性の強さは、簡単には治りません。

でも、自分で自分を理解して善処しようというこころみが成果をもたらすと思うのです。

 

衝動的に我が子を殺した親

冒頭に二人の実刑受刑者を例に出しました。

あれは故意に虐待の連鎖を論じるために立てた例でしかないんです。

そんなところに殺害原因を見出しているから、いつまでたっても虐待死がなくならない。

弁護士が法廷で加害者の厳しすぎた生い立ちをたっぷり語って、情を訴えた例です。

でも、どれだけ残酷な殺しかたをしたかを見れば、温情を書ける相手じゃないことくらいわかるんです。

10年や8年の実刑判決が全く妥当でないのがわかる。

殺した相手が我が子だから、判決が甘くなっている。
 

自分の子供を自分の手で殺したのだから、責任追及と判決は、まあ適当に、みたいな雰囲気が妙にムカつくのです。

人間として歪んでいったのも本人の責任で、それを子供の命とひきかえにしてどうするの!

裁判所も児童相談所も、気が付かなきゃダメでしょう。

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