パニック障害が長引いたわけ:治る病気を不治の病と決めつけていた自分

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パニック障害になった

例えるなら悪魔の存在を身をもって体験してしまったようものです。

 

平穏に暮らしていた善良なる一市民が、

ある日突然、知らなくてもいい邪悪な存在を知ってしまった、そ

んな風に思えました。

 

 

変な例えでゴメンナサイね。

 

でも、そんなふうに思っていたんですよ。

 

バカですね!!

 

 

 

 

 

誰の心身にもパニック発作という超緊急事態のSOS信号は仕込まれています。

 

でも、それを体験せずに一生を終える人のほうが多いのです。

 

だから、パニックという言葉で連想される光景は、

どこかコミカルで慌てん坊の新婚の奥さんが、

家事でてんてこ舞いしている様だったり、

突発の仕事が幾つもいちどきになだれ込んできて、

どれから手をつけていいやら分からずに慌てふためいている場面だったりするのです。

 

 

どちらのケースも慣れてしまえば、どおって事のないもの。

 

心構えひとつでたいていは解決してしまう程度の深刻さで、

はたから見る分には微笑ましくもあり、コミカルでもあるのです。

 

しかし、本物のパニック発作にはそんなうわべだけの多忙具合とは質が違っています。

 

「ボクはそんな慌てん坊じゃないから大丈夫」なんていう軽口など事もなく一蹴されてしまう。

 

高校時代や大学時代に体育会系のクラブに所属していて、

 

そこで培った肉体も、強靭な精神力も、粘り強さでも、

 

全く太刀打ちできないのがパニック発作です。

 

 

大の大人に「救急車を今すぐ呼んでくれ!」と叫ばせ、

 

不安と恐怖の極地へと叩き込むのがパニック発作です。

 

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心臓が爆発せんばかりに激しく鼓動し、手足の筋肉が硬直し、

膝がガクガクと震えだす。

 

呼吸はしているのに息苦しい。

 

自分の身体の中でいったい何がおこったのだ!

 

このまま気が狂ってしまうのか?

 

 

ワタシの場合、子供の頃からこれといって大きな病気をしたことはありませんでした。

 

だからよけいに、パニック発作が怖かったのかもしれません。

 

そして、こんな状態に陥ってしまう原因は、

自分の中に埋め込まれたDNAにあるのだと勝手に思い込んだのです。

 

家系を遡っていけば絶対どこかにパニック発作を引き起こす

DNAが埋め込まれているのだと本気で考えていたのです。

 

治る病気を勝手に不治の病と決めつけていたのが、

病気を長引かせる原因だったのです。

 

 

パニック障害は運命

 

今考えると、本当に誤った思い込みだったと悔やまれるのです。

 

当時はメンタルに関わる病気など無縁でしたし、

むしろ精神力は強いほうだと自負していたのです。

 

しかし、このパニック発作は自分に課された宿命であるととらえたのです。

 

 

精神科で処方されたデパスも、

効くには効きましたが一時的に気分を安定させるに過ぎない、

これでパニック発作が自分から消えてなくなることなど絶対にないと考えていました。

 

 

あのとき精神科医に自分の考えを洗いざらい話していれば

もっと早い時点で回復していたのかもしれません。

 

 

ただひとつ言い訳をさせてもらえるなら自分は閉所恐怖症だったのです。

 

子供の頃に友人と学校で遊んでいてロッカーに身を隠すことが出来ませんでした。

 

ロッカーの中に入ったとたんに息苦しくなるのです。

 

高校生のときの体育の授業で週に一時間だけ柔道がありました。

 

寝技の押さえ込みがダメだったのです。身動きできない状態が耐えらないのです。

 

この閉所恐怖症はたぶん死ぬまでなおる事はないと思っています(いまでも思っています)。

 

この閉所恐怖とパニック発作を同一視していたのです。

                       

 

 

 

 

 

確かに、閉所恐怖で感じるときの恐怖感と、

パニック発作で感じる恐怖感はそっくりなんです。

 

 

しかも、パニック発作に襲われるのが飛行機の中だったり、

満員電車の中だったりと閉所空間だったこともあります。

 

 

 

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精神科の先生に、このパニック発作は一生治らない病気なのかと質問したことはなく、

外来として受診する際にはここ数日の体調の話をするだけでした。

 


直そうという努力をすれば直るものではないとは思いますが、

最初から十字架を背負ったように病気の治癒を諦めていたのです。

 

ですから、処方された薬を朝、昼、晩と一日3回のみ、

家から遠方に行くことに酷く怯えていました。

 

飛行機や新幹線など乗れるわけもなく5年間が経過したのです。

 

毎日毎日、いつ割れるか分からない薄い氷の上を歩いているような気分で生活していたのです。

 

 

治る見込みのない病気だと勝手に思い込んで、

無駄な時間を過ごしてしまったのです。

 

治すきっかけを与えてくれようとした精神科の先生の助言を聞き流していたのです。   

 

この後の展開は別のブログで詳しくご紹介しています。

 

下記をご参考にしていただければ幸いです。

 

パニック障害は焦っても早く治るものではありません。

 


でもワタシみたいに、最初から治らないものと決め付けるのは最悪なんです。

 

きちっと薬を服用して、規則正しい生活を送り、

怖けれども少しずつ生活範囲を広げる努力をすること改善するのです。

 

 

 

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