『措置入院の後の対応』兵庫県・男女5人殺事件と障害者殺人事件を混同するな!

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2015年、兵庫県洲本市(淡路島)で男女5人が刺された殺事件、犯人・平野達彦(42)が死刑判決を受けました。精神障害をわずらっている事を承知した上で、刑事責任能力ありとみての判決でした。

5人殺しているのだから、刑事責任能力どーの、こーの言っても死刑判決あたりまえですね。異論を唱えたのは本人とその弁護士だけ。ところが、別のところで意見の食い違いが出てきている。

 

平野達彦は犯行前に2度、措置入退院を繰り返しています。ピンとくる人いらっしゃると思いますが、あの「津久井やまゆり園」殺人事件の犯人、植松聖も措置入院後に事件を起こしています。

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 平野が逮捕されたあと、事件の経緯として誰が平野の退院(措置入院の解除)を許したのだ、という議論が展開された。退院させるには早すぎたのではないか。何を根拠に退院を許した、等々です。同じような議論が「津久井やまゆり園」殺人事件の犯人植松聖でも取り上げられていました。

しかし、措置入院は、本人の意思で入院してきているわけではない。だから退院のハードルはきわめて低いのです。自殺の可能性がなくなった、他社を傷つける可能性がなくなったら、即、退院させなければならないと決まっているのです。

だとすると、措置入院を解除して、本人の意思での入院に切り替えるべきだったという理屈につながっていく。一方で、植松聖みたいな犯行予告をだしてきている危険人物は警察がマークすべきだという意見も出ている。

*植松聖の場合は衆院議長宛の手紙がそもそもの発端で、手紙には身体障害者を殺害することで、親族にも心の安らぎが訪れるとか、そんなことが書かれていた。

 

結局、病院でもなく、警察でもなく、県が退院後も患者を見守り、孤立を防ぐ「継続支援チーム」を新設し、再発防止に努める事で落ち着いたようです。

この、臭いものには蓋をしろ的な解決が、事件の再発を許すんですね。「継続支援チーム」が機能するとは思えない。

 

これ、無理ですよ。だって、県の職員だって人数に限りがある。しかも精神疾患については素人でしょ。きちんと、精神科医が結論を出すべきなのです。平野達彦と植松聖を例にとって、同じ殺人事件でも犯行のベースになってる犯人の精神構造が全く異なることを言わないと!

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平野達彦の方は、裁判での判決の際にもいろいろ暴言を吐き遺族を悲しませました。「電磁波で脳をコントロールされ、犯行に導かれた。殺害は自分の意思ではない、そこにいる遺族が俺を犯行に走らせたんだ」等々。

この電磁波で操られた、というのは統合失調症の典型的な症状です。いわゆる、CIAに狙われているとか、ロシアの地下組織から常に見張られているとか同じ、いわゆる「電波系」というもの。
ただ、付け狙われているという妄想や、見張られているという妄想であれば、措置入院なんて必要ない。電磁波で殺人を起こすよう操作されていると言い出したら、措置入院で精神病院に叩き込むしかない。

植松聖は、自己愛性人格障害で、精神治療で治るものではない。植松を、そういう人だと認識し、犯罪を防止するためには薬物で行動でいないように抑制してしまうしかない。

平野達彦の場合は、完全な精神疾患ですから、薬物治療を続ける事で状態を安定させることは可能。完治は難しくとも、薬物治療を続ければ電磁波等の妄想や幻聴もなく過ごせるようになる。病状を本人に理解させ、薬をしっかり服用することで、普通の生活ができるようになる。だから、これは病院の仕事なんです。

でも、植松聖は自己愛性人格障害で、精神治療で治るものではない。薬だって効かないですよ。カウンセリングでマインドコントロールを試みても、まず無理ですね。植松聖は治療のしようがないんです。植松聖は心に爆弾を抱えた人格障害者と認識するしかない。だからこれは警察の仕事です。酒鬼薔薇聖斗の監視をずっと続けているように、植松聖も監視しつづけて、いざという時に市民を守るという方法しかないんです。

この違いを踏まえて対応していかないと、精神疾患の患者の犯罪を食い止めるのは不可能なのです。

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