金正男・暗殺未遂から米国に亡命

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「本人の強い意志だ。

金正男は死んだものとする。

予断は許さないが、まず命は取り留めるだろう。

 

これから搬送する国立病院に向う途中で絶命したとマスコミには発表する。

 

 

クリニックのスタッフにも本当のことは話さない。

 

暗殺に関わった工作員はあえて北朝鮮に逃がした。

 

金正恩は死体の引渡しを要求してくるかもしれないが、司法解剖に回したことにして時間を稼ぐ。

 

 

時期を見てマスコミに暗殺の主犯が北朝鮮の工作員であるとリークし、正式に死体の引き渡しを拒否する。

 

火葬してしまえばもう用はないはず。

暫く落ち着いてからアメリカに亡命させる」

 

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金正男が救急治療室に運ばれてきた。

 

「血液中の毒物の特定はまだできないのか!」

 

クアラルンプールの空港クリニックの裏方の職員通用地口からアメリカ人のボディーガードとドクターが駆け込んできた。

 

 

「おそらく、ボツリヌストキシンだろう。血清を準備しておいてくれ。それと呼吸の管理をしっかりと!」

 

 

「状態は良くありません。脈拍、呼吸ともに落ちてきています」

 

マレーシアの医師が応対した。

 

「電気ショックの準備!」とアメリカ人医師。

 

「心肺停止しました」

「電気ショックチャージ!離れて!」

 

ドン、ドンという音と同時に金正男の胸がベッドから反りあがった。

 

2回のショックで心臓の鼓動が復活した。

 

「毒物はボツリヌストキシンでした、血清を投与します」

 

「呼吸も正確にモニタリングしてくれ」

空港クリニックはマレーシアの国立病院の出先機関で、その国立病院の院長がたった今到着した。

 

 

アメリカ人医師と、空港クリニックの責任者が足早に駆け寄り状態を報告した。

 

 

金正男はもう10年以上も前からこの日を待っていた。

 

一連の騒動が治まったら米国に亡命するつもりだ。

 

アメリカに住む友人と連絡をとり、シークレットサービスと医師を常に護身につけていたのだ。

 

 

目だたぬよう遠い距離からの護衛であるから万が一の場合、想定外な事態があっても仕方ないと腹をくくっていた。

 

 

 

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 金正恩が進める核ミサイルの開発を止めるためには、政権の転覆以外に道はない。

 

 

引っ込みの付かない状態までボルテージは上がってしまっている。

 

金正恩を止めるためには、奴を取り巻く側近を見方につけねばなるまい。

 

 

だが、側近どうしが距離を置くように仕組まれているのも確かだ。

 

 

過半数を超える側近が一致団結するのをまっても無駄な話だ。

 

 

今の恐怖政治のなかで勇気をもって立ち上がる側近なりありはしない。

 

 

ただひとつ望みがあるとすれば、それは金正男だ。

 

もし彼が、米国、日本、韓国らと手を組んで未来に向う政治を推し進めると宣言すれば、間違いなく歴史の変化点となるのだ。

 

 

 

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