『A LIFE ~愛しき人~』 メールが翻弄した運命・麻酔直前二人の心が一つに

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生きるか死ぬかの手術の直前で、やっと二人の気持ちが一つになった。
運命に翻弄された数年間の迷い道から抜け出し、狂った歯車を正常に動かしたのは深冬の脳腫瘍だった。
 

「あたしって、いつ、フラれたの?」
深冬が発した問いに唖然とした視聴者はたくさんいたはず。

一昨日の病院の講堂での沖田と深冬とのやりとりでも。
脳腫瘍を告げた沖田に対して、まるで人格交代でも起こしたかのように脳腫瘍の話題をスルーして、唐突に沖田のメール返信の話を切り出してきたあたり、ホラーチックで鳥肌が立ちました。

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「伝えたい事があるなら、はっきり言葉に出して言わなきゃ相手には伝わらない」と柴田看護師の退職騒動のときに深冬は言っていました。
皮肉にも、それが沖田と深冬の運命の禁止令となっていたのです。

沖田の心に揺さぶりをかけてやろうという子供じみたメールがそもそもの間違いであった。
「プロポーズされちゃった」
突然こんなメールを受け取ったら沖田は何と思うだろうか、とワクワクしながら送信したにちがいない。

最近、メールの一つもよこさないから、ちょっと意地悪してあげようかしら程度のいたずら心が最悪の事体へと二人を導いた。
深冬のメールを読んだら、沖田があわててシアトルから一時帰国でもしてくるかもしれないと高をくくった結果が、とんだ不幸を招いてしまった。
プロボーズされた事を告げたら、沖田はなんて反応してくるかしら、という深冬のいたずら心が、運命のいたずらを招いてしまった。

シアトルで寝る間も惜しんで米国医療の吸収に必死だった沖田に、遊び心の余裕などなかったのだ。
院長の娘だから一、二度食事に誘って、いきなりプロポーズしてくる人間なんていくらでもいるさ、そんなイマジネーションを働かせる余力はなかったのです。
「おめでとう」と機械的に応対することしかできなった。

つれない「おめでとう」の返信を見て、深冬は結婚に踏み切った。

今更「あたし、いつ、フラれたの?」と質問をぶつけてくるあたり、女心は複雑で男には理解できないのです。

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男の立場からすれば、
「プロボーズされちゃった、でも沖田先生と長距離恋愛しているからといって断っていいわよね!」くらい書けばいいじゃないと思うのです。
メールのやり取りなんかで、駆け引きを楽しもうなんて危険すぎる。
どんな誤解が起こるかわからないですよね。

決め手を欠いたオペプランで立ち向かう以外に方法はないと沖田は腹を括った。
本心を伝えられるのは今しかない。
沖田に残されたのは麻酔をかけるまでのほんの些細な時間だけだった。
今、本心を告げなければもう二度と深冬の耳に届かないかもしれない。

何人の人が涙を流すか、木村拓哉が見せる迫真の演技。
圧倒的な存在感がベールを脱ぐ。

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