『A LIFE~愛しい人~』・悪魔が寄生する副院長

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副院長はまた手術の夢を見ていた。

オペ台に横たわるのは妻の深冬。
執刀医は沖田先生、オペナースは副院長が片山関東病院の院長親子に頭を下げてまで退職をとどめた柴田看護師。
万全のペアで望んだ最難関な手術である。
オペは順調な手際で進められてゆく。
出血量は最低限に抑えられている。
血圧計も心電図も心拍も正常値を示している。 

突然、深冬の切開部から血液が滲んだ。
吸引しながら傷を探るが、場所が特定できない。
徐々に出血量が増え、吸引が追いつかない。
床にボトボトと落ちる真っ赤な血液。
沖田の想定外の事態だ。

「沖田先生、出血がとまりません!」
「どこだ、出血はどこからなんだ」 

ずっとうなされていた副院長が急に叫び声を上げた。
「沖田、深冬を助けてくれ!今、ここで死なれては困るんだ。院長の椅子に座るまではなんとしてでも生かしておかなければならないんだよ!」

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ドラマは4回目まで放送されました。
大きな流れが少し見えてきました。
ローギャーがようやく回り始めのです。

深冬が第四回目の放送の最後のシーンで倒れまたし。
一方で、松山ケンイチさんが深冬の脳腫瘍のMRI画像を見てしまった。
副院長は片山関東病院との提携を模索しながら深冬の手術を成功させるために奔走しだしたのです。

 副院長の浅野忠信さんが片山関東病院から回された重篤な患者の脳手術を背後で監視していたシーン、凄かったですね。
次第にオペ患者と深冬とが幻覚のように重なり合う。
過呼吸でマスクが大きく収縮しだし、今にも叫びだしそうに、どんどん正気を失っていくさま。
精神の均衡が崩れる瞬間に、手術しつから飛び出していって、崩れ落ちた。

それともう一つ、沖田先生に向って、今でも深冬を好きなのかと問い正さずに入られない追い込まれた精神状態。

 

あの姿を見て、この副院長は本当に妻を愛しているのだなあ、と思う一方で、まさか、と疑問が頭をよぎるのです。

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視聴者は初回で副院長と顧問弁護士の不倫を見ています。

その一方で、実際には妻の深冬を愛しているのだと信じている。
顧問弁護士との不倫は単なる火遊びなのだろうと。

ところが、初めから院長の椅子に座るためだけの目的で深冬に近づいたのだったとしたら、どうでしょう。
恋敵の沖田をシアトルの病院に推薦し、自分が深冬を利用して副院長の椅子を狙う。妻など愛していないが、院長になるまでは夫婦でいなければならない。
こんな悪魔が浅野忠信の心に住み着いていたとしても、おかしくはないでしょう。

むしろ、そのようがドラマの展開が面白くなるのでは、と不謹慎に思うのはオレだけではないはず。

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