『A LIFE~愛しき人』、久利生公平と瓜二つでマンネリ感

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『A LIFE~愛しき人』の第一回目の放送を観て、
「今後の展開に期待だ!」感じたのはワタシだけではないはず。
ただ、世間の評価が厳しかったのも事実。
視聴率14%を確保しながらも、「天下のキムタク、初回15%越えならず」と手厳しい反応です。

「キムタクがキムタクを演じている」など、演技に対するマンネリを揶揄する意見も出ているようです。
同じ医療系ドラマのドクターXが25%越えを果たして放送を終えたばかりだけに、手ごたえの弱さを感じているのかもしれません。

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今後の展開を素直に推測してみると、『A LIFE~愛しき人』のタイトルからして、かつての恋人・竹内結子の脳腫瘍がいよいよ重篤な状態となる。
手術を引き受けて病院に残る決断をしたキムタクは究極の選択に迫られる。
成功の確立のきわめて低い手術、しかも記憶全て失う覚悟で命を救う。

ストーリーの背後には、巨大病院の院長の座を虎視眈々と狙う浅野忠信氏が控えている
妻(竹内結子)のキムタクへの思い出が手術と一緒に全て消えてしまえば、浅野としては願ったり叶ったりだ。
妻の生命が維持できている限り、次期院長の座は自分の物になるのだから。

一方、命も記憶も、両方とも無事に守ってみせる、とありとあらゆる手術実例を検証するキムタク。

 

いやいやいやいや、こんなありふれたストーリーじゃ、あの世論の酷評は覆せない。今のキムタク人気で視聴率20%越は難しい。
タイトルどおり、医療と命の重みを問うドラマでいくなら、もっと視聴者を泣かさなければ視聴率は稼げない。

院長の再手術を試みる前に、ありとあらゆる術例を調べ上げ、120%の準備とイメージトレーニングで手術に向うキムタクの姿。
あの姿は『HERO』に登場する久利生公平と完全にオーバーラップしている。
細部にこだわり、妥協を許さない姿勢は、同一人物といっても過言でない。

アメリカ帰りの心臓外科医・キムタクの人物像が久利生公平と瓜二つである以上、

そこを変えずにドラマを進めて行くとしたら、ストーリーで変化球を投げるしかない。

難病患者を救いながら、その背景でじっくりと進行していく竹内結子の脳腫瘍。
院長の椅子を狙う浅野忠。
このストーリーで進めて行ってもダメかもと心配になってくるのです。

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何をもって新鮮さをだすか。

キムタクの中にあえて、悪辣さ、いやらしさ、冷たさ、焦り、、等を内在させるという手段がある。
今までかれが主演してきたドラマでは見せなかった一面を演じさせる事で、人間臭ささが伝われば視聴者の胸を打つかもしれない。
「キムタクがキムタクを演じている」とは酷な評価ですが、いかなるドラマでも『久利生公平』の分身が活躍してしまう事に、視聴者は飽き飽きしてきている。

無鉄砲だったり、無用心だったり、「普通だったらそんな事しないよな」といった一般常識から突出した部分、型破りか部分が鼻につきだしている。

ここが最も難しいところ、両刃の剣なのです。

芸能人として、役者として高感度を失いたくないが為に、あえて悪役を避ける人もいますね。

例えるなら、こんな筋書でとなります。
『A LIFE~愛しき人』の台本から、浅野忠信氏の登場箇所を大幅に拡大し、セリフを増やし、内面を丹念に描いたとしたら、人間臭いドラマに仕上がるでしょう。
キムタクに、その役どころを演じるだけの度胸があるかどうか。
中途半端な演技力では勤まらないし、今のキムタクの立場を危ういものにしかねない。自爆材料になりかねない。

 浅野忠信氏であれば、喜んで演じきるであろう役どころです。
第一回の放送でキムタクと竹内結子の間に、かつて恋心があったのは充分に感じ取れた。
だが、キムタクが、彼女はすでに他人の妻なのだときっぱり割り切って外科医を全うするストーリーだったとしたら少しも面白くない。
浅野氏の邪心(院長の椅子とか、弁護士との浮気)がきっかけで、キムタクと竹内がよりを戻すなんてのはもってのほかなのです。

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