でましたSWOT分析!わかってない上司

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予想を裏切ることなくSWOT分析を持ち出してきました。
わかってない上司の典型です。

数日前にコーチングで部下の話にひたすら耳を貸す上司の記事を書かせて頂きました。
部下の言い分を聞き続けること2時間、相槌を打ち、言い分を反芻し、気持ちをつかんだところで質問をするという上司です。
上司に問題解決のヒントを出す実力はありません。
話を聞いた範囲で、とりあえず問題となっていそうな部分にフォーカスして質問をする。

「なぜ、そのような状況になってしまったのでしょうかねえ?思い当たる節はありますか?」
「どのような手を打てば、事態は改善すると思いますか?」
「この後の簡単なアクションプランを立てることはできますか?」
こんな具合で、いかにもアドバイスをしたかのような雰囲気で面談を終わらせる。
何もわかっていない上司が、何もアドバイスらしいこともせず、ただコーチングという技量だけで生きていることをご紹介しました。
みなさんの職場にも居るのではないでしょうか?

実務をわかっていない同じ上司が、ここにきてSWOT分析を持ち出してきたのです。
その上司の技量はもちろん何ら変わっていません。
すなわち、実務をわかっていない、かざりだけの上司です。

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SWOT分析について少しだけ補足させて頂きますね。
SWOT分析とは目標を達成するうえで、今、自分らが置かれた環境を分析する手法です。分析するうえで基準となるのがS、W、O、Tの頭文字で始まる次の要素となります。

S:STRENGTH・強さ/自らの力を鑑みて、どこに強みがあるかを明確にします。
W:WEAKNESS・弱さ/自分らの弱い部分を明確にします。
O:OPORTUNITIES・機会/チャンスがあるかないか、展望が開けているか、見通しが暗いかどうか
T:THREATS・脅威/チャンスがなく、先見込みが芳しくない

結論は実に明快なのです。
強みを展望の開けている分野で伸ばす。
強みで先の見通し立たない分野を巻き返す。
展望の開けている分野があるのだから、弱い部分を改善する。
先の見通しが立たない分野で、弱みがあるなら手を出さない。
だいたいこんな筋書きです。
ここで大事なのは、S、W、O、Tにあたるものが何かを見極める力です。
それが間違えてしまうと、とんでもない結果が導かれてきます。
例えば、日本を一つの企業ととらえた場合、S(強さ)にあたるのはどんな事でしょう。
S(強さ):技術力、勤勉、治安が良い、正直、

O(機会)にあたるのは何でしょうか?
O(機会):地球のグローバル化、情報展開の速さ、米露の関係緩和

ここから導い出せるのは、治安の良い日本で、勤勉で正直な日本人が技術開発をする。
そのニーズは地球規模で十分あるし、スピーディーに展開できるからで十分な収益をたちどころに上げることができる。
はい、めでたし、めでたし、とういわけです。
もう少し深く掘り下げてみましょうか。
日本の強みである勤勉ですが、コスト的にはどうでしょうか?
日本人って給料が高いですよねえ。
だとすると出来上がった商品の値段も高価なものとなります。
これって、弱みとなるわけです。

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品質は良いが、値段が高い。
超あたりまえの事が導き出されました。
治安はどうでしょうか。
治安が良いのを手放しで喜んでばかりいられません。
自分の荷物を電車の座席に置きっぱなしにして、その場を離れる。
席をとった目印として鞄を座席に置いたのでしょう。
こういう日本人ってたくさんいますね。
情報の漏えいなんかは気になりませんか?
実際のビジネス環境の中で、何を強みと位置付けるかによって、全然違った結果が導きだされる。
しかも、回りを取り巻く環境は日々変化していますから、機会と脅威が入れ替わるのなんて珍しいことではないのです。
強みと思っていたのが、いまごろ何ってるの?
時代は変化しているんだよ!
と、既に強みとは言い難い、過去の遺産にしがみついている、
なんてこともあるのです。

さて、再び自分のところの上司に話を戻しますね。
彼がやろうとしているのは、このS、W、O、Tに何が入るかを、実務担当者にやらせよとしている。
そりゃそうですよね、自分じゃわからないのだから。
その入れてもらった強み、弱み、機会、脅威からこれからのビジネス戦略を導きだそうという考え。
気持ちはわかります。
たぶん、どこかから聞いてきたか、ビジネスセミナーかなにかでSWOT分析を知ったのでしょう。
仕事そのものを理解しようとしないからコーチングとかSWOT分析しか出てこない。

あなたに託された任務をもう一度見直すべきですよ。
コーチング、SWOT分析で戦略を立てる?
仕事ってのはそんなもんじゃねえだろう!

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